荒船 エイプリールフール 2011年1月9日 参加メンバー : 仙人,幻舞 |
朝7:30に駐車スペース到着。登山道を歩き、尾根に出たところで登山道を離れ、明瞭な踏み跡を辿って左側の沢降り、あとは沢沿いにひたすら登る。駐車スペースから1時間半くらい。 写真だと、仙人のちょっと先、登山道の右端に道標が見えるが、この道標の所から左側にある踏み跡をたどる。 踏み跡をたどると、杉林になり、踏み跡は杉林と自然林の境界に沿ってついている。 そのまま踏み跡をたどれば自然に沢に出るので、沢の右岸を沢に沿って登る。ちなみに、沢(川)の右岸、左岸は、河口を向いての左右なので、登っていくと左手側となる。 |
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沢に沿って登っていくと、真っ先に目に入るのが写真の氷柱。目指すエイプリールフールはこの氷柱の30m左側にある。 写真の左隅にちらっと写っている。 今シーズンは、ここのところの冷え込みで氷はそれなりに発達しており、先シーズンはほとんど登れなかったこの氷柱も登れる状態になっていた。 さすがにリードはきつそうだったが、我々の後からきたパーティがトップロープで登っていた。 ちなみに、この氷柱は、エイプリールフールを登って右にトラバースすると氷柱の上部に出られるので、リードしなくてもトップロープをセットすることができるらしい。 後続パーティがトップロープをセットするところは見ていないし我々も実際にトップロープをセットしたことはないので、あくまでも「らしい」だが・・・・ |
んで、これが目指すエイプリールフール。 うっすらと積もった雪でガレが隠されていて、たどり着くのに結構疲れる。 やっとこさ氷瀑に到着すると、デジカメの忘れ物を発見。 二人で「帰りに警察に届ければいいよね」なんて話をしていたら、後からきたパーティから「デジカメ見かけませんでしたか?」 昨日登りに来て置き忘れてしまったらしい。無事持ち主に返却。 |
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下から。 高さは20mくらいなので、50m一本でトップロープがセットできる。 支点は立木を利用するが、右側に寄っているので、真ん中あたりを登りたい場合は、上にスクリューを一本打って、ロープを真ん中よりにずらす必要がある。 この上にもまだ2段の氷瀑があって、都合3ピッチで上まで登れる。 いつもは、写真の氷瀑のみ1ピッチだけで遊んでいるが、今回は上まで登ってみることになった。 1ピッチ目は幻舞リード。 ただ、氷に自信のない幻舞は、「たぶん途中でギブアップしますんで、あとお願いします。」と早くも泣きが入っている。 それでも、なるべく簡単そうな所を繋いで登り、スクリュー6本をねじ込んで、なんとかギブアップせずに登り切った。 |
2ピッチ目、仙人リード ここは簡単だったが・・・・ |
ここから上がとにかく手強かった。なにしろ氷はザクザクで、かつ細く、スクリューもあまり効きそうにない。さすがの仙人もかなり慎重になっている。 アイゼンもアックスも、力任せに打ち込めば氷柱が割れてしまうので、ギリギリのところを見極めて登るしかない。 |
3ピッチ目、幻舞リード。 ここは簡単な氷のナメ。デジカメのバッテリーが終わってしまったので写真なし。 氷のマルチも堪能できたので、さて懸垂でさっさと降りましょ。と、調子よく下降を始め、2回目を降りたところでロープを引っ張ると・・・ありゃっ!渾身の力を込めて引っ張ってもビクともしない。 あっちに引っ張り、こっちに引っ張りしてみても全く動かない。こりゃ困った!さてどうしましょ?って考えてもどうしようもなく、登り返して引っかかっているところを外すしかない。 幸い、ロープは最初から全く動かなかったので、登り返しは何とか可能。一段上のテラスまで登って引っ張ってみると、ホッ動きました。 最後の下降1ピッチはトップロープをセット。何本かトップロープで遊ぶことに。一休みして、3本ずつ登って本日も楽しく終了した |