那須山系 井戸沢

2013年8月10〜11日

参加メンバー:仙人,BJ,幻舞



行動計画:8月10日
     林道入り口〜三斗小屋宿跡〜井戸沢〜稜線〜三斗小屋温泉

     8月11日
     三斗小屋温泉〜三斗小屋宿跡〜林道
     
 
8月10日

 登山口到着後、1時間くらいは仮眠を取れるかもと思っていたが、3人とも地理に不案内で登山口に続く林道が発見できず、行ったり来たりを繰り返した末にそれらしき林道を見つけたものの事前の情報よりも路面状態が悪く、車高の低い幻舞の車ではちょっとやばそう。

 地図で確認した結果、歩いても1時間くらいらしいので林道の入り口に車を止め、林道は歩くことに決定。結果から言えば、幻舞の車でもゆっくり走れば問題ないレベルだった。

 地元ナンバーのドライバー(渓流釣り師)に道を聞いて目的の林道であることを確認、5時頃に出発し、5:30に車止めに到着。結局、歩いても30分程度なので「道の状況がわかっていればともかく、不安な思いまでして車で走る距離じゃないね」が我々の結論だった。

   
奥のジムニーが止まっているところが林道入り口  車止め。駐車スペースは4台くらい。
   
 車止めから先も路面状態は若干悪くなるものの、同じような林道が三斗小屋宿跡まで続く。

 車止めから三斗小屋宿跡まで約1時間。歩きやすくて助かるが、流石に林道歩き1時間は飽きてくる。

 この林道は、かつては会津中街道と呼ばれた歴史ある道で、三斗小屋宿は街道に設けられた宿場だったようだ。

 もっとも、当時の街道と林道が同じルートを辿っているのかについては全く情報がないため定かではないが・・・・

   三斗小屋宿跡。いまは灯籠がいくつか残っているくらいで見るべき物は何もない。

 
 宿場跡からそのまま道なりに進むと「那珂川源流の碑」手前で林道が終わり登山道となる。

 入渓はここからだが、前方に見える橋を越えてすぐに左から合流している涸れ沢に入る。

 この涸れ沢が目指す井戸沢だ。 
 井戸沢に入る。ここから堰堤までは伏流水になっているようで水は見えない。 

 ちなみに、宿場跡を過ぎ、途中から林道を左側に入ると堰堤工事の際に使われたらしい道路跡を通って直接堰堤に出られるようだ。
   
 右岸から堰堤を越える。ここからが実質的な入渓点となる。  
   
 堰堤を越えて約15分で井戸沢の核心F1。左岸を巻く。

 灌木帯に入る直前が濡れていて悪いのでロープを出す。トップはいつものごとくBJ担当。

 灌木帯には明瞭は踏み跡がある。踏み跡は上に行きすぎているように思え、BJは途中から踏み跡を無視してトラバース。幻舞は素直に踏み跡を辿る。

 正解は幻舞。門型に踏み跡が付いているのでBJはショートカットした形となるが、藪漕ぎとなるためかえって時間と体力を使ってしまう。

  F1から約1時間。この日は水量が多く、HPの遡行記録などを見るとこの滝は簡単に登れるらしいが、今日は簡単に登れそうなラインが見つけられない。

 BJは右岸の水線間際を、幻舞と仙人は涸れた枝沢を登って途中からトラバースし下2/3を巻いて登る。


       以下時系列順に写真を並べる。
   
   
   
   
   
  水流が次第に細くなり


 
   
 つめはガレた斜面となる。足元が悪く、落石を起こさないように登るのに苦労する。   やっとガレが終わると熊笹帯になる。いかにも藪が深そうだが これはBJのいたずら。

   
   
 実際はこのくらい。稜線の登山道に出てガッチリ握手。

 ここから本日のお宿である三斗小屋温泉までが長かった。それでなくても沢登りの後は冷えるためかいつもに増して足が疲れる。
  
 やっと三斗小屋温泉「煙草屋」に到着。 
   
部屋も広くて綺麗だし  何よりも露天風呂が最高
 
 今回は沢登りも面白かったが、三斗小屋温泉が最高だった。秋の紅葉シーズンに露天風呂から眺める紅葉もまたおつなものだ。機会があれば紅葉シーズンにまた訪れてみた宿だ。

 翌日の下山中、休暇を終えて小屋に戻る途中の煙草屋の女将とすれ違い、話しを聞くことができたが休日は団体客の予約で満室となっており、一般客の予約は受けつていないとのこと。

 露天風呂も芋洗い状態になり、とても風情を楽しむという状態ではなくなるので、是非平日にお越しくださいとのことであった。

 なんとか時間を作って訪れてみたいものだ。



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